最近話題の東洋医学。 鍼できる人=鍼灸師(しんきゅうし)ってどんな仕事?

  • 2019年1月19日
  • 2019年1月23日
  • 美容

辛い肩こりから便秘、更年期障害、果ては顔のリフトアップまで。そんな万能施術方法、「鍼灸(しんきゅう)」が最近話題になっています。

鍼(はり)に興味はあるけれど、体に刺すなんて痛くないの?一体どんな人が鍼をしてくれるの?そんな疑問に、鍼灸師歴15年の私がお答え致します。

 

マツコ会議からNHK、あさイチまで鍼灸を特集!

ここ最近、東洋医学が注目を集めています。特に鍼、お灸は悩みを抱えた女性に大人気!2018年1月6日放送の「マツコ会議」(日テレ参照)では美容鍼が、同年9月24日には「東洋医学 ホントのチカラ〜科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ」が、2019年1月4日には「あさイチ」にて“東洋医学”で1年を元気に!(NHK参照)というテーマが取り上げられました。

 

大都市では治療から美容目的まで幅広い鍼灸が行われていますが、正直私の居る地方都市では鍼灸師、それも女性となると超希少。やってみたくても情報がない人の方が多いようです。

鍼灸ってどんな感じなの?鍼灸師ってどんな人なの?という疑問を持った方々へ、このコラムが参考になれば幸いです。

 

 

鍼灸は治療から体調管理、美容まで役に立つ「国家資格」です

「治療」から「美容」への広がり

以前の鍼灸は肩こりや腰痛、整形外科的なケガの回復など、どちらかというと「治療」の色が濃かった気がします。部分的な治療以外では、体質改善や不妊治療などの「体調管理」も得意です。お灸も同様です。

 

ここ10年ほどで急速に流行したのが「美容鍼」でしょう。鍼は刺した部分の血行改善や自己免疫への刺激効果があり、シワやたるみ、長い目で見ればシミそばかすにも効果を発揮します。

美容鍼は学校で習うというよりその方法を行っている先生の元で勉強するのですが、私はDA PUMPのISSAさんや女優の杉本彩さんが通院している赤坂の「リンドウ―治療院」で勉強しました。美容鍼の効果は全女性に拡声器でお教えしたいほどです!

(大昔は滅菌して鍼を使い回していましたが、今はほとんど使い捨ての鍼を使っていますので安全です。)

 

鍼灸師は国家資格

正確には鍼師、灸師とふたつに別れており、同時取得可能な「国家資格」です。指定の専門学校や大学に通って受験資格を満たし、年一度の国家試験に合格すると得ることができます。鍼灸を行えるのは医者か鍼灸師だけですが、実際に臨床で医者が鍼をすることはごく稀。ほとんどが鍼灸師によって施術されます。

 

私は大学出身のため、鍼灸科目以外に外国語や医療英語などの大学一般課程が地味に大変でした。またその時の性別比は、大学は6対4程度、社会人として働き始めてからは7対3くらいの割合で男性の方が多いという事実があります。

広告

病院、治療院で働ける他、介護系の上位資格を取得可能!

東洋医学や漢方科目のある総合病院、整形外科、鍼灸治療院など働くところは多い資格です。訪問鍼灸治療もありますし、ある程度の経験を積んだら自分で開業することができます。

また、実は鍼灸師として働いた年数が5年以上あれば、介護系の上位資格である「介護支援専門員(ケアマネジャー)」の受験資格を得ることが出来るのです。

わたしは実家のある地方都市に引っ込んだ際、高齢者だらけの地域の実情も踏まえてケアマネ試験に臨み、ケアマネ資格も取得しました。ケアマネは国家資格ではなく「公的資格」ですが、医療と介護の両業界にまたがれるためとても使い勝手がいい組み合わせとなります。

 

 

デメリットは人それぞれ?

まずは鍼を受ける方のデメリットをご説明します。鍼というとまず初めに聞かれるのが「痛くないの?」ですが、ほぼ無痛なのでご安心下さい。ただし鍼ですから完全無痛とはいかず、毛細血管と神経の多い顔面は体より鈍痛が出やすいです。

毛細血管が破れると内出血(いわゆる青たん)が出来ることがあります。

先端恐怖症とか、鍼に猛烈な恐怖がある人はやめたほうがいいかもしれません。

 

また、保険治療できる範囲が限られて医師の同意が必要です。このためほとんどの場合、鍼灸治療は保険ではなく実費治療になります。数千円から、美容鍼なら何万円もかかることがあります。

 

鍼灸師側からのデメリットとしては、この仕事をしていると本当に女性鍼灸師が少ないということです。外勤めの鍼灸師は拘束時間が長く、同僚も男ばかりということがよくあります。私も仕事と結婚するような状況で見事に婚期が遅れました。結婚・出産しながら外勤の鍼灸師を続けることは難しいと思います…。

 

デメリットを補って余りあるメリット

もし痛ければすぐ抜きますので、遠慮なく担当者に伝えましょう。たいてい目に見えない痛点に入ってしまったことが原因ですから、数ミリずらすだけでも痛みは無くなります。注射のような痛みはありません。私は必要なら中学生から鍼をしますが、鍼の長さや太さを調節すれば小学生からでも可能です。

内出血は出ても1週間程度で消えるので安心して下さい。

 

保険が効かない治療となると、患者さんの金銭的な負担がかかって申し訳ないのですが、鍼で効果が出た場合はびっくりするほど体調が回復します。私は常連の患者さんには「もうお任せする。治療時間も値段も先生の好きにして!」と丸投げされることがあるのですが、それだけ信頼関係を築いているのです。

慢性の肩こりや腰痛、頭痛があるならぜひチャレンジを!

鍼灸を受けてみたいと思ったら、鍼灸院や鍼灸整骨院を探してみましょう。

鍼灸業の傍らこうして記事の執筆をしている私自身「あ~肩こった、鍼したい!」と思うほど、慢性の肩こりや疲労感に鍼は効果てきめんです。

また、頭痛や胃腸の不調、急な腰痛なども鍼の得意分野です。

 

美容鍼はさまざまな流派があるので、もし初挑戦するときはホームぺージなどで検索して下調べをしましょう。私が行う美容鍼は顔面だけで約25本ですが、前述のマツコ会議で紹介されたKADOMORIでは顔面に約100本以上打つ、通称ハリネズミ鍼灸なのだとか。

 

体の鍼で10分1,000円程度、顔鍼なら一回1万円前後はかかります。

ただし、鍼を定期的に続けると本当に体調がよくなるのです。ぜひ近所でも「行きつけの鍼灸院」を探してみて下さいね。

100navi-公式Twitter-
広告