簡単な
「トートバッグを作ってみたい!」
そう思った方に、見て頂ければと思います。
そして、
いざ作ろうとしても、
裁縫できない・・・ミシンがない・・・
子供と安全に、工作のように作れたら、
どんなに楽だろう・・・!
そんな人のために、
接着剤と布さえあれば作れる。
トートバッグの作り方をご紹介します。
裁縫ができても、実は接着剤だけで作りたい。
裁縫レベルは高くなくても、
普通のミシンもロックミシンもあるし、
使おうと思えば作れる方もいると思います。
それでも「楽をしたい!」と思う方、
というより、
ミシンを出すのが面倒
という方にも、とっておきです。
使用する接着剤は「裁ほう上手」
今回使用する接着剤の紹介ですが、
この商品です。
出しているメーカーさんは、
「コニシ株式会社」という企業です。
皆さんも絶対、一度は見たことがあると思うのですが、
「あのボンド」や「あのアロンアルファ」で有名なメーカーです。
ちなみに検索すると、
「速乾タイプ」や「多用途」など、
すごい種類があります。
用途に合わせて何種類か使い分けをするべきなんですが、
今回は「裁ほう上手」のみを使って、
トートバッグを作ってみることにしました。
完成写真は、こんな感じのバッグです。
縦…32㎝
横…45㎝
マチ部分…8㎝
A4のものは余裕で入る大きさです。
今回は「裁ほう上手のみ」ですが、
色んなアイテムを使って作ったバージョンもあるので、
良かったら読んでみてください。
「裁ほう上手でトートバッグ作成」必要な材料は?
「裁ほう上手」以外の必要な材料は以下になります。
・切り替え用の布・・・50㎝×30㎝ 1枚
・持ち手用テープ・・・102㎝ 2本
完成写真の通りですが、
トートバッグにはだいたい、上記が必要ですね。
「裁ほう上手でトートバッグ作成」作り方
それでは細かく、作っていきます。
①カットクロスに印をつけます
「裁ほう上手」の
説明書きを読むとわかるのですが、
のりしろは2㎝幅となっています。
図のようにチャコペンなどで印をします。
青線…2cm
赤内線…1.5cm
赤外線…2cm
②バッグの口になる部分を印に合わせてアイロンで折り目を付けます
まず、1.5㎝を折ってアイロンをかけます。
更に2㎝を折ってアイロンをかけます。
③最初に1.5cm折った所に接着剤を塗ります
こんな感じでくっつけます。
④さらに2㎝のところに接着剤をつける
⑤アイロンで折った通りに接着、アイロンをかけます
これで口の部分が出来ました。
⑥持ち手を付けます
持ち手になるテープに接着剤を付けて・・・
かばん表の片面中心から7cmずつのところに接着します。
反対側も同じようにして接着します。
付けたら裏からアイロンをかけて定着させます。
⑦切り替えを付けます
これについてなのですが、
持ち手を短くすれば省いても良い工程です。
しかし
説明書きを見ると「補強してください」とありました。
ですので、
「持ち手を長くして、切り替えの布で補強する」
という方法をとっています。
切り替えになる布の上下2㎝ずつのところを折り曲げてのり付け、
アイロンをかけます。
バッグ本体の中心に接着します。
裏からしっかりアイロンをかけます。
とにかく面が広いので、塗り広げるのも大変ですが、
ムラができるとこのように取れたりするので、注意です。
取れている面は塗り直します。
⑧バッグの形にしていきます
端を2㎝ずつ折り曲げ、
アイロンをかけ、
接着剤を塗り伸ばします。
半分に折って、アイロンをかけて接着します。
⑨マチを作ります
全体がしっかり接着しているのを確認して、
バッグを裏に返します。
下から4㎝のところを折り、
アイロンをかけます。
折ったマチ部分の両端をのり付け、
アイロンをかけて接着します。
⑩仕上げます
しっかり接着しているのを確認してから表に返して
仕上げのアイロンをかければ完成です。
完成したトートバッグに物を入れてみた
2Lのペットボトルの水と1Lの牛乳パック(約3キロ)を入れて
上下に軽く振ってみましたが、
剥がれる感じはありませんでした。
持ち手の長さと切り替えの布である程度は補強されているので、
多少強度が増しているのかもしれません。
「裁ほう上手」使用テクニックと、使用する前に確認すべき事
今回トートバッグを作りましたが、
他にも様々な時に使えるかと思います。
ただし「裁ほう上手」にも、向き不向きがあります。
使う前に気をつけるべきことをまとめましたので、
参考にしてみてください。
「裁ほう上手」を最大限に上手く使用するために
アイロンをかけた後すぐは、動かしたりすると剥がれることがあります。
アイロンの熱が冷めてから触るようにしないといけません。
接着剤という事もあり、「固まるまで待つ」ことで、より強度が増すようです。
「裁ほう上手」が不向きだと思う点
大きな物や洋裁用としては不向き
ムラなく塗り伸ばしていくとわかるのですが、
大量に接着剤を使います。
今回のバッグにも3/4くらいの量を消費しました。
コスパを考えると、大きな物の作成には不向きだと感じます。
高価な生地などには不向き
説明書きにもあるのですが、
薄い生地も使ってあるような洋服類等、接着剤はシミになります。
そして、塗った部分はやはり多少固くなります。
あくまで「簡単な裾上げ」や「小物作成」向きだと感じました。
接着剤のにおい
やはり、接着剤特有のにおいがあります。
これについては個人差だとは思いますが、
接着剤の香りが苦手な人には不向きかもしれません。
塗り広げるのには面倒
ヘラで塗り広げていくときに、
粘度があるので、
塗り広げにくいと感じる人もいるかもしれません。
においと塗り広げならこのタイプがおススメ
実は、この商品にはスティックタイプがあります。
バッグ作成時に一部分だけ、
試しに使ってみたのですが、
塗るのは断然こちらのほうが使いやすいですが、
「接着の強さ」の面では、チューブのほうが良いかもしれません。
裁縫が苦手な方、
不器用な方にはかなりおすすめできます!
「裁ほう上手」は、使いやすかった
今回トートバッグ作成に使いましたが、
非常に使いやすく感じました。
物によっては針や糸の方が良いとは思いますが、
かんたんな物は「裁ほう上手」でいいかな気軽にできるかな。
なんといっても、使い分け次第で
裁縫や物づくりが楽しくなる
そんなように感じてもらって、
裁縫を楽しくしてもらえればいいと思います。
また接着剤なら安全安心ですので、
ぜひ、お子さんと一緒に楽しく工作してみてはいかがでしょうか。
ちなみに他にも、
色んなアイテムを駆使して作ったトートバッグの作り方も紹介しています。