年長 男の子にはどんなしつけが大切?言うことを聞かない時の上手な叱り方

振り返ってみると、

年長さん時期のしつけにはポイントがあったなと実感。

 

この時期の男の子にはなかなか難しい一面もありますよね。

「聞いてるんだか聞いてないんだか」

「また同じことを繰り返す!」

「甘えん坊でどうも頼りない!」

などなど…こんな感じの思いは誰しもが抱いたはず。

 

そんな男の子ならではの難しさに、

お悩みの方も多いのではないでしょうか。

 

今回は年長さん時期の男の子へのしつけのポイント、

上手な叱り方についてまとめてみました。

 

のびのび育てたいけど、年長さんのしつけは必要?

ブランコにのる子供

実は私自身これまでの子育てにおいて、

あまりしつけという言葉を意識したことがありませんでした。

 

「学校の登下校があるから信号だけは教えなきゃ」

「給食で使うからお箸の練習しなきゃ」

こんな感じで、

どちらかと言うと周囲に追いまくられながら、都度対応してきたという感じ。

 

しつけと聞くと、厳しく細かな行動規範を

たたき込むようなイメージがありますが、

しつけは必要なことなのでしょうか。

 

そもそも、しつけとはどんな意味だったのか?

しつけ…社会生活に適応するために、望ましい生活習慣を身につけさせること。

(引用元:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典-しつけ)

辞書引いても、こんなもんですよね。

 

で、具体的になに・・・?

って言いたくもなります。

 

時代が変わればしつけ方も変わります。

 

今は子供に正座をさせて説教する。

なんてことも無いのかもしれません。

 

海外に行けば、またしつけも変わることでしょう。

 

つまりは、

「その子を取り巻く社会の慣習に合った行動」

ができるように、教えるということになります。

 

もっと簡潔に言うと、

やって良いことと悪いことを教えていく行為

と捉えることもできます。

 

では、しつけをしないとどうなるか。

園や学校の集団生活において、

無用なトラブルを招いたり、外に出ても公園でのトラブル、

公道では人・自転車・車と危険だらけ。

 

しつけは時に子供の命を守り、

子供が社会で生きやすくなる。

 

このことを考えると、

やはり親が中心となって子供をしつけることは必要なのです。

 

では、どんなしつけが大切でしょうか。

年長さん時期には、どんなしつけが大切?

親子

小学生になると、親の手を離れて1人で行動することが

少しずつですが、増えてきます。

 

1人で、お友達同士で動く時に子供が困りませんように…!

 

そのためにしつけがあります。

ここでは特に、

年長さん時期に押さえておきたいしつけ

に絞ってご紹介します。

 

外を歩く時の交通ルール

交通ルールは、子供の安全面を考えると、

必須で身につけるべき重要ポイントです。

 

まずは、信号。

分かったつもりでも、

100%まで持っていくにはある程度の時間それから練習も必要です。

 

それから特に男の子は、急に走り出す傾向が・・・!

駐車場から車が出てきたりするので、

これが本当に危ないです。

 

1人で鉄砲玉のように走っている小さな子がいると、

無意識に周囲の大人が見守ってることも、

あったりなかったりです。

 

エレベーターの中やご近所での挨拶

うちはマンション住まいですが、

特にエレベーターで住人と会うことが多いです。

 

挨拶はもっと小さな頃から、

理由とともに教えてはいるのですが、これがなかなか。。。

 

ですが地域社会では、お互いに助け合う間柄。

それとなく、子供達を見守ってくれている存在でもあります。

 

何よりも、

挨拶とは、コミュニケーション力の基本中の基本。

 

親が一緒にいない時でも、

挨拶がちゃんと出てくるように、ずっと言い続けましょう。

 

困ったことを大人に伝える力

親元を離れている時に何かあったら、

じっとしていないで、

周囲の大人にきちんと伝えること。

 

これを教えておくことも大切です。

下校中によく見かけるのが「トイレに行きたい」。

 

通学路が長くなれば、

途中でお腹が痛くなることもあるかもしれません。

 

ちなみに私は15分ほどの通学路の途中に、

駆けこめるトイレを3ヶ所押さえています(笑)

 

住む地域によっては、

『こども110番かけこみ所』という取り組みがあります。

地域によりネーミングは色々あるようです。

 

これは通学路を中心に、

商店(一部住居も)にステッカーが貼り出されていて、

子供たちが何かあったら、

そこに助けを求めることができるというもの。

 

このようなステッカーについて、

説明しておくことも1つの方法です。

 

お金リテラシー!お金を大切にすること

例えお金を持たせていないご家庭でも、

お金のことは教えておく必要があると実感しています。

 

何故かというと、

周りには1年生とはいえお金を使いこなす子がいるからです。

 

今どきは現金だけでなく電子マネーも・・!

電車通学の子は必然的に持っていますし。

 

お金は湯水のように湧き出ては来ない、
しかし生活に無くてはならないもの。
だから大切に使うこと。

そして、お友達のお金を気軽にやり取りしない。

 

軽い気持ちでのやり取りが、

大変なトラブルに発展する可能性もあります。

 

お金のことを知り、大切さを理解した上で、

適切に使いこなす力(お金リテラシー)を

年長さん時期から少しずつ育てていきましょう。

 

食事でのマナー、ポイントはお箸!

毎日の食事でのマナー、

年長さんでのポイントはずばり、

お箸を使えるようにしておくこと。

 

小学校の給食はお箸とスプーン、

フォークを3点セットで出してくれることはなく、

お箸の日はお箸しか出てきません!
(地域差もありますが)

 

それもできる限り正しい持ち方で、

使えるようになっておきたいものです。

 

私自身、パッと見は正しいように見えて

少し違った持ち方で来てしまったので、

子供に教えるにあたって自分も直しました。

 

その他にはお友達のお家に、

単独で遊びに行くことも出てくるので、

その時のおやつのマナーを教えることも必要です。

 

ちなみに、

●タブー用語「マズイ」
→せめて「ニガテ」と教えましょう。●私は100円のアイスじゃないと!などのこだわり
→困ったらシンプルに「いりません」。

悪気が無いのは分かりますがね。

やはり気まずくないですか(汗)

 

言葉遣い

年長さん時期の、

言葉の習得能力は驚異的です!

 

周囲の大人達が使う言葉、

TVやYouTubeで使われる言葉を、

ものすごい勢いで吸収していきます。

 

すると、時にギョッとするような

言葉遣いを習得してしまうことも…!

 

言葉遣いのしつけのポイントは、

まず、自分が言われてイヤなことは言わないということ。

 

自分だったら…?というのは、

子供でも想像しやすいですからね。

 

後は、相手に不快感を与える言葉遣いをしたら、

毎回理由と共に1つ1つ教えていくようにしましょう。

 

男の子は、

思わずプッと笑ってしまうような

下ネタを連発したりして面白いですけどね(笑)

 

言うことを聞かない年長さん男の子への上手な叱り方とは?

親子

ここまで、年長さん時期に

押さえておきたいしつけについて具体的にご紹介してきました。

 

ですがいざ子供に一生懸命伝えてみても、

「言うこと聞かないー!」というのが世の常。

 

ママやパパも叱ってばかりだと疲れてしまいます。

 

そこで、次からは年長さん男の子への

上手な叱り方について解説します。

 

「悲しい」という親の感情をあらわす

子供は自分勝手のように見えて、

意外にも親の感情には敏感で、

『親を悲しませたくない』という気持ちを強く持っています。

 

さらに男の子はたいてい特別にママが大好き。

ママの笑顔が大好きだったりするものです。

 

ですので、「〜しなさい」「〜しなきゃ」という言葉よりも、

「それをするとママは(パパは)悲しい」と感情を表すようにした方が、

伝わりやすいです。

 

理由と一緒に叱る

叱る時は『やってはいけない』という事実だけでなく、

『なぜいけないのか』という理由を一緒に理解してもらうようにします。

 

親の方も叱る時はカーッと頭に血が上っていることが多く、

ついついガミガミやってしまいがち。

 

一旦、一呼吸置いて、

なぜいけないのかを説明することで親の方も冷静になることで、

頭ごなしに叱りつけることが減ってくるはずです。

 

これからどうしたら良いかを伝える

叱ることが続くと、

子供の性格によっては捨てばちになり、

自己評価を下げてしまう恐れがあります。

 

「今度からは〇〇しようね」

といった風に、

これからどうしたら良いかをあわせて伝えるようにしましょう。

 

(参考文献:子育てハッピーアドバイス/1万年堂出版)

 

簡単にしつけ上手するなら、こどもちゃれんじは活用しやすい

ベネッセの未就学児向け通信教育『こどもちゃれんじ』は、

ひらがなや数字などの学習面だけでなく

生活面のサポートがかなり充実しているのが特徴。

 

その時期その時期で押さえておきたいしつけを、

親が把握するのにも便利です。

 

ご参考までに

年長さん向けの『こどもちゃれんじ じゃんぷ』のカリキュラムを一部ご紹介します。

お箸の持ち方

箸の持ち方

DVDや絵本が連動して、

かなり丁寧にお箸の持ち方を指導してくれます。

 

傘のたたみ方なんかも教えてくれますよ。

 

我が家では園時代は、

時間重視で親がたたんでしまっていました(汗)

学校に上がったら、

一人でたたまないといけないですからね。

 

お金理解プログラム

お金の使い方

3ヶ月に渡ってお金について学ぶ、『お金理解プログラム』。

お金はどこから来るのか?
おつりってなに?
どんな形をしているか?

といったことから始まり、

お買い物ごっこをしたり、

絵本でお話を読んだり。

 

「よく考えて使わないと、無くなっちゃうんだよー」

なんてことが書かれています。

 

そして最後は付録でお財布をゲット!

実際にお店に行ってみましょう!

という流れです。

 

交通ルール

交通ルール

『入学準備完璧プログラム』では、

改めて通学路で気をつけるべき点をチェック。

 

絵本に出てくる登下校風景を見ながら、

クイズ形式でどこが危ないか、

何がいけないのかを親子でやり取りできました。

 

今回ご紹介したのは教材の中のほんの一例。

我が家はこどもちゃれんじに導かれてやってきたようなものです。

 

おかげで行き当たりばったりでも、何とかなりました。

しまじろう達が親の代わりに色々教えてくれるので、

本当に助かります。

 

 

まとめ:子は親の鏡である事を忘れない

ここまで、年長さん時期の男の子へのしつけの

ポイントや上手な叱り方についてお伝えしてきました。

 

『子育てハッピーアドバイス/1万年堂出版』によると、

子供が成長と共に見せる問題行動は、
しつけ不足によるものは少ない。
むしろ厳しすぎるしつけに起因することが多い。

とのこと。

 

つまり子供のことを思う余りに、

全てにおいて先回りして、

「こうしなさい」
「それはダメ」
「こうあるべき」

といった持論を押し付けるのは、

良くないということなのでしょう。

 

この本では、しつけにおいて大切なことを以下のように述べています。

“いちばん大切なことは、親自身が、身をもって、あるべき姿を示していくこと。”

 

子供にお手本を態度でしっかり見せることが親の重大任務。

まさに『子は親の鏡』というわけです。

 

子育てはケースバイケースのことも多く、

正解を導き出すのは難しいもの。

 

何かに困った時、親だけで抱え込むのではなく、

教材などの外部の知見も上手に活用すると、

肩の荷が下りて少し楽になるかもしれませんよ。

 

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