「下の子にチャイルドシートを明け渡さなくては」
チャイルドシートを使ってくれば、
この状態には必ずなります。
こんな時、パパママの次なる課題は
「ジュニアシートをどうするか」ですね。
そしてどうするか調べていくうちに、
実は子供用シートは、
「対象年齢で大きく2つに分かれること」
に気づくと思います。
(通称チャイルド&ジュニアシート)
(通称ジュニアシート)
この2つに分かれます。
そういった疑問のために、
チャイルド&ジュニアシートの選び方を
徹底解説していきます。
具体的には、
★(チャイルド&)ジュニアシート、選び方の基準
★体重別で見る、シートの選び方テク
★1才シートと3才シートそれぞれの違い
★ブースターシートの活用テク
となっております。
ジュニアシートを買おうとしている方には、
かなり有益になる情報だと思っています。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
【重要】年齢はあくまで目安。子供の体重に注目すべし
チャイルドシートやジュニアシートは、
『4才頃まで』
『3才頃から』
といったように、
参考年齢が大きく表示されていることが多いです。
この「年齢を基準にする」というのは、
どなたにも我が子に当てはめやすく、
またイメージしやすいため、
キャッチコピーに使われているだけです。
表示されている年齢は、あくまでも目安。
厳密には、製品は子供の体重を基準にして作られ、
安全テストをクリアしています。
だいたいの目安をつけたら、後は
「適応体重をよく確認すること」が大切です。
表示されている年齢と体重との関係はこうです。
1才頃〜11才頃まで使えるシート | 適応体重「9kg〜36kg」 |
3才頃〜11才頃まで使えるシート | 適応体重「15kg〜36kg」 |
※メーカーにより12才頃など多少の違いあり
3才頃とは体重で言うと「15kg」
ですが実際は、色々な大きさの子がいますよね。
平成12年調査の男児発育曲線をご覧下さい。
(調査年は古いですが、現在も変わりなし)
3才のところは概ね11kg〜16kg。
女児になればもう少し小さめですし、
さらにこの曲線からはみ出る子だっています。
15kgに達している子は
まだまだ少ない。
このことを踏まえて、
次からは具体的な選び方について
解説していきます。
体重15kg未満の場合は1才からシートで決まり
まず「子供の体重が15kgに満たない場合」
この場合は「1才頃からとされているシート」を選ぶようにしましょう。
3才頃からのシートは
適応体重が15kgからとなっており、
安全性が確保されないからです。
1才頃からとされているシートは下記です。
「うちの子は今14kg。15kgまであと少しだし、それまでほとんど車に乗る予定も無いから、少し位フライングしてもよい?」
このような微妙なケースもあるかと思われます。
確かにシート購入の際は、
特に体重の審査などはありませんので、
自由に購入することができます。
ただし、3才からシートの適応体重は
あくまでも15kg以上であることを
知っておく事が必要。
後は、それぞれのご家庭での判断に
委ねられているというのが現状のようです。
使うタイミングは、必ず注意しましょう。
体重15〜16kgの場合は1才シートと3才シートの両方から選べる
次に「子供の体重が15〜16kg辺りの場合」
子供はこの位の体重であることが
多いでしょう。
「1才からシートと3才からシート、どちらからも選ぶことができます」
色々選べて楽しい反面、
選択の幅が広いので迷ってしまいますよね。
そこで、次からは、
「1才シートと3才シートそれぞれのおすすめポイントを解説します」
家庭の事情にあったお好みの方は、
どちらでしょうか、参考にしてみて下さいね。
1才からシートのおすすめポイント
○5点ハーネスベルトが体重18kg位まで使える
○ISOFIXの商品ラインナップが豊富
○シートは赤ちゃん仕様で柔らかめ
チャイルドシートと同様に、
5点ハーネスベルトが付いているのが最大の特徴
お股のバックルで留める、あれですね。
このベルトで留める使用方法を
チャイルドモードなどと呼びます。
この5点ハーネスベルト、
体重18kg位までは使えますので
無駄にはならないのです。
一方、大人と同じ3点シートベルトでの
固定方法は体重15kgから可能。
こちらをジュニアモードなどと呼びます。
つまり「体重15〜18kgにいる間は、5点ハーネスベルトも3点シートベルトも両方重複して使える期間」ということになります。
その他のポイントとしては、
次世代型ISOFIX取付モデルが豊富にあること。
例えば下記の商品がかなり当てはまります。
ISOFIXでご検討の方は、
1才からシートにされた方が
選択の幅が広がって断然おすすめです。
3才からシートのおすすめポイント
○パーツの取り外しがなくシンプルで簡単
○価格がリーズナブル
○シートは大人向けの車シートに近い乗り心地
3才からシートには、
5点ハーネスベルトはもう付いていません。
子供が使うベルトは大人と同じシートベルト。
作りはとてもシンプルで扱いが簡単。
価格もその分リーズナブルなのが嬉しいポイント。
アップリカには多いと言えます。
シートの座面ですが、
3才シートの方が1才シートに比べて
大人向けの車シートに近い乗り心地になります。
もちろんメーカーによる違いはありますが、
1才シートの方は、
1才の赤ちゃんの事を考えられているため、
クッション性が高い傾向があります。
あるいは少し固めの方が体が大きく、
しっかりしてきた時に乗り降りしやすいと見るか。
この辺りは好みが分かれるところです。
(どちらも安全面は考慮されています)
ブースターシートはもう少し大きく成長してからがおすすめ
3才からシートの中には、
「背もたれが無く座面だけ」という機種もあり、
ブースターシートなどと呼ばれています。
これは正直、体重15〜16kg位の子供には
あまりおすすめではありません。
チャイルドシートを卒業したばかりの子供が、
動きのある車内で
「自力で体を支えるのはまだ難しい」と思います。
じっと正しい姿勢を、
維持してくれるわけもなく、
ゴロゴロ…となる可能性大。
しかし実家の車で少しだけしか乗らないから、
とかお友達の車に乗せてもらう、
など色々な事情がありますよね。
ブースターシートの活用法については、
後ほど詳しく解説させて頂くとして、
先に「体重17kg以上の子供のシートの選び方」
を解説していきます。
体重17kg以上の場合は3才からシートにすべし
体重が17kg以上になっている子供は、
すでにチャイルドシートは卒業して、
2台目のジュニアシート等に移行しているはず。
ですが車が1台増えたり何らかの理由で、
シートを追加するケースがこちらに該当します。
1才からシートの5点ハーネスベルトは
体重18kgまでとなっているため、
使えるのは時間の問題。
さすがにもったいないですからね。
さて、子供が大きくなってくると、
それこそブースターシートにしようかな、
と考えたくなりますよね。
そこで次に、
ブースターシートの活用法について解説します。
ブースターシートは体重22kg頃から、あるいはショートドライブにおすすめ
3才頃から使えるとされるものが沢山あります。
あまり場所を取らず「コンパクト」、
そして「お財布にも優しい」とあって人気。
ここは個人的見解も大きいですが、
前述のとおり「ブースターシートは
子供がある程度しっかりと大きくなり、
自力で上半身を支える力がついてからの
使用をおすすめ」します。
体重22kg以上になってからが良いと思います
これは背もたれ付きジュニアシートが、
背もたれを外してブースターモードにできる体重。
こちらを目安にされると
良いのではないでしょうか。
あるいは体重がまだ22kgに満たない場合は、
近所へのショートドライブ専用として、
活用してみてはどうでしょうか。
そうすれば、子供も眠くなったり
体が支えられなくて辛くなったり
といったことも少ないはず。
「カーシェアリングで病院まで15分だけ」
こんな場合には、
ブースターシートが重宝しますね。
ブースターモードは以下のシートが良いですよ。
選び方のコツはすぐグループ分けしてしまうことが重要
私は最初にシートを買おうとお店にいった時、
色々な形の子供用シートが並んでいて、
何を選べばいいか面食らっていました。
そこから自分なりに調べて、
一番良かった選び方は、まず
目安年齢別にグループ分けしてしまうこと。
が重要だったかと思います。
そうすれば、無用に色々な機種を見て
回って混乱することが無くなります。
今回解説した子供用シートの選び方について、
改めてまとめます。
○年齢はあくまで目安、子供の体重を基に検討
○体重15kg未満→1才シートからチョイス
○体重15〜16kg→1才〜と3才〜両方選べる
○体重17kg以上→3才シートからチョイス
そして、体重15〜16kgに該当する場合は、
1才シートと3才シートの主な特徴はこちら。
どちらにするかの参考にしてください。
○1才からシートのポイント3点
★5点ハーネスベルトが体重18kg位まで使える
★ISOFIXの商品ラインナップが豊富
★シートは赤ちゃん仕様で柔らかめ
○3才からシートのポイント3点
★パーツの取り外しがなくシンプルで簡単
★価格がリーズナブル
★シートは大人向けの車シートに近い乗り心地
そして最後になりますが、
候補となったシートが、
マイカー車種に適合するかどうか、
最終的なご確認を忘れないようにしましょう。
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