チャイルドシート2種比較【コンビ クルムーヴスマート と アップリカ ディアターンプラス】

コンビとアップリカ。
チャイルドシートをお探しの方は、
この2ブランドについて、一度はご検討されたことがあるのではないでしょうか。

本記事で解説するチャイルドシートは、この2つです。

○コンビ:クルムーヴスマートISOFIXエッグショックJL590
○アップリカ:ディアターンプラスISOFIX AB

この2つは、どちらかと言えば、
車の使用頻度が多めのご家庭におすすめしたい機種
になります。

アップリカといえば、
クルリラシリーズも人気ですが、
本記事ではあえて、
アップリカ独自スタイル『横向きベッド型』を提案する「ディアターン」をピックアップ。

両方ともに幅広く受け入れられている人気&オーソドックスモデル!

出産準備でてんやわんやのパパママ、
是非参考にしてみて下さい。

○チャイルドシート選びで着目すべきポイントとは?

○チャイルドシートをコンビとアップリカで比較

○結局どちらがおすすめか

この3点について、
自らの経験も交えながらお伝えしていきます。

では、解説していきます。

新生児でも快適に、安全に乗せられるシートに着目


まずはチャイルドシートを比較するにあたり
着目したポイントについてご説明します。

○小さな新生児でも快適に乗せられること
○ISOFIX取付式であること
○乗り降りがスムーズな回転式であること

これは実際にチャイルドシートを使ってきて、
「ここは大切だったな」と考えるポイントです。

順番に解説しますが、
早く機種の比較が見たい方は
ここはスキップしてOK。

小さな新生児でも快適に乗せられること

一番最初にチャイルドシートを使うのは、
産院から退院する時、という方は多いですね。

その後1ヶ月検診、予防注射などと
お出かけの機会が続くわけですが、
生まれたばかりの赤ちゃんはとにかく小さいです。

当たり前と言えば、そうなのですが。
おくるみに包んでしまえば、
足なんてほとんど無いも同然、
首だって当然座っていません。

うちで用意していたチャイルドシートは
もちろん新生児からのものでしたが、
正直、上手く乗せることが出来ませんでした。

足を開いて座らせるなど、まず無理。

シートのちょっとした傾きも、
新生児には負担が大きく、
下にタオルをかませても安定しませんでした。

このように『新生児から』とされているチャイルドシートであっても、すんなり行くとは限りません。

生まれたばかりの赤ちゃんが
しっくりとおさまるかどうか、
ここは大切なポイントだと感じています。

ISOFIX取付式であること

ISOFIXにするかどうかは、
ご予算にも大きく影響する部分なので
迷われる方もいらっしゃるかもしれません。

実はうちは2台ともシートベルト固定式。
ですが特に1台の方は回転式だったこともあり、
回転させる度に本体も軽く回転していました(笑)

シートベルト固定式だと、
「本当にこれでちゃんと止まっているのか」
「ガタつくけど大丈夫なのか」
といった不安がなかなか拭い去れないのです。

そもそもISOFIXが開発された経緯は、シートベルト固定式でのミスユースが非常に多かったためだと言われています。

安全性を考えると、これから購入されるなら
ISOFIXは良いと考えます。

乗り降りがスムーズな回転式であること

回転式シートはお世話するパパママにとって、
とってもありがたい機能。

まず抱っこ紐でねんねしている赤ちゃんを
チャイルドシートに乗せ替える時に断然スムーズ。

ベルトを留めたりといった作業も全然違います。

うちは2台のうち1台は回転するタイプではありませんでした。

回転しないタイプの乗り降りは、

○親が車内に片足だけ入れて踏んばる
○腕はプルプル力を入れて

という感じ。

腕力はついて足腰は鍛えられるかもしれませんが、回転した方が数段楽ですね。

比較したチャイルドシートはこの2点

上記のことを踏まえ、
比較したコンビとアップリカのチャイルドシートは以下の2点です。まずは簡単な機能を解説します。

コンビ クルムーヴスマートISOFIXエッグショックJL590


(引用:コンビ公式ホームページ)

チャイルドシートでは絶大な信頼を誇る
コンビの回転式ISOFIXモデル。

さらに最新機種も出ていますが、
比較的お求めやすい価格帯ということで
こちらをチョイスしました。

特徴は、小さめの車でも車内を有効に使えるコンパクト設計。

コンビが誇る「衝撃吸収エッグショック」は
もちろんのこと、従来モデルよりも
頭周りのクッションに厚みを持たせて
安全性を高めています。

 

アップリカ ディアターンプラスISOFIX AB


(引用:アップリカ公式ホームページ)
対するアップリカからは、ディアターンシリーズのISOFIXモデル。
こちらはアップリカのこだわりでもある【フルフラットリクライニング、つまりベッド型】になるのが最大の特徴です。

首がすわる前の赤ちゃんは
平らなベッドの方が姿勢として安定しており、
首や胸に負担をかけないため呼吸がしやすい。

そんな赤ちゃん工学に基づいて開発された、
アップリカの自信作のようですね。

では、この2つのチャイルドシートを比較しましたので、いろいろみていきます。

最重要ポイント。新生児の快適性は?


まずは最重要ポイントである、
小さな新生児でも快適に乗せられること
これについてはどうでしょうか。

コンビの方はベッド型とは言えないものの、
かなり横に倒せるので、
新生児の赤ちゃんでも
安定して包み込んでくれそう。

実はうちで使っていた2台のチャイルドシートのうち、
1台はコンビ社のものでした。
(機種はもっと古いものです)

実際に使ってみての感想ですが、
コンビのチャイルドシートは新生児期でも乗せやすかったです。

背中を支える曲線が、新生児でも
フィットしやすい絶妙なフォルムになっている感じ。

 

アップリカの方は、何と言っても
フルフラットのベッド型になるのは心強いです。
ベッド型であれば、
お家で寝んねしている時とほぼ同じと考えて良さそう。

乗り降りの際のバタバタはありますが、
一旦おさまってしまえば、赤ちゃんはスヤスヤ快適。

ベッド型は新生児期には最強と言えます。

まとめると、
○コンビは絶妙なフォルムで包み込む、安定感あり○アップリカはベッド型で快適、呼吸しやすい

両者ともによく考えられています。

あえてどちらかを選ぶならば、
やはりベッド型のアップリカが安心です。

生まれたばかりの赤ちゃんは
ふにゃふにゃでとても小さいですから!

地味に重要。回転式の操作性


回転式の操作性については、
地味に重要ですので少しだけ触れておきます。

実際に店舗に出向いて
色々な機種に触ってみると、
回転式の操作性には明確な違いがあります。

ある機種はロックを外すと
滑るように軽々と回転。

またある機種はギシギシと何とか回転。
それは女性ですと
両手を使って思いっきり押してあげないと
動かないレベルです。

その点、コンビとアップリカの
回転式の操作性については◎、
2つとも超優秀です。
操作性に優れ、とても良く作られています。

他社の安価な機種ですと、
回しづらいものもあるのでくれぐれも注意しましょう。

コンビとアップリカの基本スペック詳細比較

両シートをさらに詳しく見ていきましょう。
基本スペックについて表にまとめました。

コンビ クルムーヴスマートアップリカ ディアターンプラス
適応体重〜18kg2.5kg〜18kg
参考年齢新生児~4才頃新生児~4才頃
カラーミントグリーン

ネイビー

ダークグレー

ネイビーのみ
重量12.2kg14.8kg
サイズ

(横向きベッド)

該当なしW750×D625×H535mm
サイズ(後向き)W460×D655~735×H620~770mmW440×D710~755×H605~670mm
サイズ(前向き)W460×D526×H675~845mmW440×D625×H665mm
洗濯洗濯機丸洗い可手洗い
日光よけの幌スリープシェル大なし(ヘッドガードのみ)
新生児用インナークッション頭部:1秒タオル

座面:COOLMAX

エッグショック

なし(フィットアジャスターを4才まで使用)
通気性立体メッシュシートと本体に通気孔腰・お尻部に速乾性メッシュシート
取付方式ISOFIX固定のみISOFIX固定のみ
価格例(税込)59,000円40,000円

両者の違い①幅のとり方が違う


(引用:アップリカ公式ホームページ

両者の大きな違いは、幅のサイズです。

特にアップリカの横向きベッド型の時のサイズが、W750mm。

これは、チャイルドシートのお隣にベッドがせり出し気味になることを意味します。

特にコンパクトカーにお乗りの方は、
このあたりのサイズ感をイメージされた方が良いでしょう。

後向きイス型や前向きイス型になると、
逆にアップリカの幅の方が2cm短くなります。

とはいえ2cmだけですので、
両者に大きな違いが無くなるという認識で良いでしょう。

代わりに違いが出てくるのが、奥行き。
コンビの方が奥行きコンパクトに作られており、
特に前向きイス型にした時の、
奥行きには10cmほどの違いが出てきます。

コンパクトさという点で考えた場合は、コンビの方に軍配

 

両者の違い②日光よけの幌


(引用:コンビ公式ホームページ

次に日光よけの幌について。

コンビの当機種には日光も音も遮るという、大きな幌がついています。

対してアップリカの方はついていません。
ついていそうなものですが…何故でしょうか。。

こちらはコンビの方が高ポイントです。

代わりと言っては何ですが、
アップリカは衝撃を受けた時に
頭を守るヘッドガードが付いています。

これは帽子のキャップのつばのようなもの。

直射日光が気になる場合は
車の窓にカーテンを付けてあげましょう。

両者の違い③インナークッション


(引用:コンビ公式ホームページ
もう1点、インナークッションについて。
コンビの方はインナークッションが
充実していますが、
アップリカのディアターンプラスには新生児期にだけ使うようなクッションがついていません

これはちょっと意外でしたね。

ふにゃふにゃの赤ちゃんには、
専用のインナークッションがないと。
という先入観がありました。

フルフラットにリクライニングできるから、
インナークッションでフォルムを、
補正する必要がなくなるということなのでしょう

両者の違い④アップリカの方がリーズナブル

最後に価格を取り上げます。
コンビが59,000円なのに対して、アップリカは40,000円

あくまでも現時点での価格一例ではありますが、
そこそこの開きが出ました。

考えてみると、アップリカのディアターンプラスISOFIX ABの方は幌を付けない、カラーラインナップを抑えるなどの特徴があります。

アップリカの当機種は価格面にもこだわっているようですね。

コンビとアップリカ、結局どちらがおすすめか


ここまで見てきたほかにも、
洗濯機丸洗いOKとか、
重量など細かな違いがありますが、
結論としてはどちらが良いのか?

両者ともに人気機種であり、
優良品であることは間違いありません。

生まれたばかりの赤ちゃん時期から快適に、
という観点から考えるとやはりアップリカです。

冒頭で我が子が新生児の時に、
チャイルドシートに上手く乗せられなかったことに触れました。
(コンビのものは比較的乗せやすかったですが、某A社の方は厳しかったです)

それでどうしたかというと、実はクーファン(ベビーキャリー)に乗せて移動していました。
本当は書くとまずいのですが。。

本当はフルフラットのベッドが一番、
と考えるのは私だけではないはず。

しかし車内のスペース問題をクリアしつつ、
できるだけフラットに近い形状でといった観点から考えると、
コンビのクルムーヴスマートも優秀であることは
言うまでもありません。

コンビの方が軽量、コンパクト、幌つきと、
メリットも沢山ありますからね。

両シートの口コミをピックアップ

口コミ

ネット上ではどんなご意見が出ているのか、
見てみましょう。

コンビ クルムーヴスマートISOFIXエッグショックJL590の口コミ

「ISOFIXは取付が簡便で確実。シートは回転させる、リクライニングは簡単ですが、ベルトの調節だけは少し手間取ります。」
(引用:amazon

ベルトの調節が少々、
難しい面もあるようですね。

ISOFIXも最初に手間取ることもあるようですが、
一旦コツをつかんでしまえば確実。

ガッチリと固定されて安心度が高いです。

アップリカ ディアターンプラスISOFIX AB の口コミ

「いろんなキャンペーンの併用でとても安く購入できました!2ヶ月迷って安く買える日に出会えてよかったです。
製品も非常によく生後2週間検診で使用しましたが、行きも帰りも寝てくれました!」
(引用:楽天-NetBabyWorld

生後2週間の赤ちゃんを連れてのお出かけは、
ドキドキの連続。
チャイルドシートが良きサポーターとなってくれたようですね!

コンビのクルムーヴスマートvsアップリカのディアターンプラスの比較まとめ

今回は車の使用頻度が多めのご家庭を想定し、

○新生児から快適であること
○安全であること:ISOFIX
○使い勝手が良いこと:回転式

これらを条件に、
人気の2機種を比較しました。

「生まれたばかりの赤ちゃんをより快適に」とお考えの方はアップリカ。
快適性も大事だけど、できれば車を広々使いたい!幌も欲しい!という方はコンビ。

このように選んで頂ければ間違いなしです。

どちらにしても安全性には定評のあるブランドですので、安心してお選び下さいね。

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